品川区議会議員現場視察会を行いました

 9月15日(火)、まだ夏の陽気も残る中、品川建設防災協議会の主催で、品川区議会議員の建設現場視察会を行いました。
 会場となる視察現場は昨年11月より着工している、「(仮称)平塚橋会館跡高齢者福祉施設および区営住宅等複合施設新築工事」で、下記の事業者によって施工されています。

  *建築工事:安藤・間・仲岡・加地建設共同企業体
  *電気設備工事:八千代・マスミ建設共同企業体
  *給排水衛生設備工事:太洋・オオサキ建設共同企業体
  *空気調和設備工事:三橋・末弘建設共同企業体

 品川区議会からは、各会派から計19名の議員が出席されました。当協議会からは、清水会長、副会長4名、総務3名、防災安全1名の計9名が出席しました。
 始めに現場事務所内にて渡辺副会長の司会により、清水会長挨拶の後、建築工事担当である安藤・間の吉野所長より現場関係者の紹介があり、その後約30分間に渡って、同じく吉野所長より工事概要の説明、工程説明、安全・近隣に対しての取り組みを伝えました。その後、前面モニタ映し出されたCGシミュレーションにより、鉄骨建方の順序の様子を分かりやすいように説明しました(当日は工程的には鉄骨建方が終わったほぼ直後でした)。

 事務所内にて工事の説明が終了すると、用意したヘルメットと軍手を各議員に貸与し、徒歩で現場まで向かいました。現場は地上9階建てで、特養老人ホーム、シルバーセンター、そして区営住宅を主な用途としています。敷地面積は2,748㎡、延床面積は8,913㎡に至ります。タワークレーンが荷揚げを行う中、現場担当者の誘導により、視察者は入場して中途階を視察し、そして屋上階まで向かいました。吉野所長が時折立ち止まり、現場各所の説明を続けます。働いている職人さんは皆私たちを見かけると元気に挨拶します。議員の中にはこうした建設現場に初めて入る方も多数おられ、大変興味深いと話されていました。また、危険予知活動表や熱中症対策の各掲示等、熱心に見てらっしゃいました。

 約30分の現場視察の後、再び現場事務所に戻り、出席者から質疑応答の時間を取り、最後に議会を代表して、渡辺裕一議員より、区議会議長代理として「今回の視察会は建設現場に関わる方々がどのような姿勢で、どのような事を行っているのか具体的に知る事が出来た良い機会となり、とても有意義であった。ありがとうございます」と総評をいただきました。
 このような現場視察会は長らくのあいだ行われていなかったということですが、品川区議会に対して、実際に現場の事を肌で分かっていただく他にも、議員の方々がどのように建設現場というものを普段イメージされていたかを、逆に知ることもできた機会となり、お互い良い結果となったのではないか、と感じられた一日でした。

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