11月4日(金)、そろそろ冬を迎えるかのような肌寒い陽気の中、品川建設防災協議会の主催で、昨年度好評であった品川区議会議員の第二回建設現場視察会を行いました。
会場となる視察現場は今年3月より着工している、「大森駅水神口自転車等駐車場整備工事」で、事業者は淺川・鈴中建設共同企業体によって施工されています。
品川区議会からは、各会派から計22名と多数の議員が出席されました。当協議会からは、清水会長、副会長1名、総務3名、防災安全2名の計7名が出席しました。
最初に当協議会渡部総務委員長の司会により、視察会の趣旨と本日の流れの説明の後、清水会長が挨拶を行い、その後工事担当である淺川・鈴中JVの萩原所長より工事概要の説明、工程説明、安全・近隣に対しての取り組みを伝えました。工事概要については前面モニタに映し出された写真類・CG図により、アーバンリング工法という特殊な立孔掘削法の様子を分かりやすいように説明しました。当日は工程上では完成される全3号機の内、1号機が掘削完了、2号機が中程まで掘削中とのことでした。
工事の説明が終了すると、用意したヘルメットと軍手を各議員に貸与し、現場で向かいました。当日は大型クレーンに取り付けられたクラムシェルにより掘削作業が続いています。萩原所長は時折立ち止まり、水張りをした圧力で内壁が崩壊しないよう努めている掘削状況の説明を続けていました。昨年度もそうでしたが、議員の中にはこうした建設現場に初めて入る方もおられ、とても興味深いと話されていました。
約20分の現場視察の後、出席者から質疑応答の時間を取り、自転車の入庫と出庫のシステムが時間的に合理的なのかという内容や、メンテナンスや緊急時の対応などの質問があり、荻原所長はそれぞれについて丁寧に答えていました。最後に議会を代表して、大沢区議会議長より「昨年度に続き今回の視察会も、私たちは建設現場に関わる方々が具体的にどのような事を行っているのか、この目で確認することが出来る良い機会となり、とても参考になった。ありがとうございます」と総評をいただきました。
最後に、当協議会の渡辺副会長より、多忙な中多数の議員の方が今回の視察会にお見えいただいたお礼と、今後の現場についても引き続き私たちは開催し、議員の方々に生の現場を実際に見ていただきたいという閉会の言葉で、現場視察会は終了しました。